音階練習について

音階練習は基礎練習として必要不可欠な大事な練習です。

 

音階練習をやることによって、
○調性感を身につける
○音色のムラをなくす
○指や手の脱力
大きくこの三つがあげられます。

 

その1.始めはゆっくりから、よく音を聴いて、全部スラーで。

 

☆音域間のムラに注意。
例えば…高音は口を締めると音色が詰まりやすいので、口を締めすぎず、喉を少し開けて口の中に響かすような気持ちで。
低い音は息を入れないと鳴らないけど、息を入れ過ぎて口を緩めすぎると鳴りすぎるので、低音はまとめた音で。
真ん中のドシラの辺りは音色が固く、鳴りやすいが、逆に真ん中のレは抵抗感がありこもりやすい音色なので、その辺りのムラに気をつけて。

 

アンブシュアや息の方向はほぼ一定です。しっかり息の基盤を安定させていきましょう。

 

☆また、音階で低い音から高い音に向かっていく時、人は無意識で息を入れていくので、わりとなめらかにできやすいのですが、逆に高い音から低い音に降りてくる時は無意識で息が減ってしまいます。その為、音色感のムラがより目立ってきます。なので意識的に、音階“練習”だからと思わず、フレーズ感をもって歌心を忘れず取り組むと良いのではないでしょうか。

 

その2.全てタンギングで。
どの音域にいってもきれいにできるように。息も忘れず。

 

その3.段々速いテンポでできるように。(~四分音符=126くらいまで)
ただ速くすれば良いとか、速いテンポでできるようになればいいものではありません。それでは意味が全くないです。
指が転ばないこと、フレーズ感があること、音色のムラがないことに注意しながら的確に行っていきましょう。

 

速いテンポでできるようになれば指を速くスムーズに動かすことにつながっていきますし、全てタンギングでする練習を積み重ねれば、タンギングもスムーズになっていきます(この時は息の流れにタンギングをのせるイメージで)。

 

私も欠かさない練習の一つです。

 

皆様、頑張ってみてください!!!